ひな祭りを象徴する食べ物、ひなあられ。
このひなあられは一体どういった由来があるのでしょうか。
これには2種類の由来がありますよ。
今回はひなあられの由来について紹介します。
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ひなあられの由来は…主に2種類あります
ひなあられの由来の一つは、奈良時代のお供えものが由来というものです。
当時は農家の方は農作物の栽培を終えると、
作物の豊作を願ってお供え物をしました。
お供え物といえばお団子などですが、お団子を作るときにもち米を炊きますよね。
もち米というのは非常に粘り気があるので、おひつ等にもち米がくっついて残ります。
この余ったもち米がもったいないので、乾燥させて火であぶってあられにしました。
こうすれば後で食べられるようになりますからね。
こういった、お供え物の時のあられがひなあられの由来という説があります。
もう一つの由来は、菱餅をくだいて作ったという由来です
ひなあられの由来のもう一つは、菱餅(ひしもち)を砕いてあられにしたというものです。
その昔、ひな祭りの時に『雛の国見せ』という行事がありました。
これはお雛様の人形を持って野山や川辺へと出かけて、
お雛様にその景色を見せてあげるという、行事です。
今で言うピクニックのようなものです。
そして春のご馳走を入れたお弁当を持っていって、みんなで楽しく食べます。
このとき菱餅を砕いてあられにしてお菓子のようにしたのが
ひなあられである、という由来もあります。
これら2つの由来ですが、どちらが正しいかというのはわかりません。
そもそもひなあられは関東と関西では味が違うので、
それぞれ異なる由来があっても不思議ではありませんからね。
(ひなあられは関東では甘い味で関西では醤油や塩味という、けっこう別物です)