6月になると咲き誇る、美しい梅の花。
そして梅の実の収穫時期でもありますよね。
梅の実は食用として広く活用されていますが、毒があるとも言われています。
果たして食べて大丈夫なのでしょうか。
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梅の実には毒になる成分があり!
まず梅の実には毒になる成分があります。
早摘みの青い色をした梅には青酸系の毒になる成分が含まれています。
果実だけでなく、種にも毒になる成分はあります。
アミグダリンと呼ばれます。
このアミグダリンが毒そのものというのではなく、
人間の胃腸の中の酵素と反応して、青酸の毒に変化するのです。
梅の実の毒について紹介、大量に食べなければ大丈夫です
ですが、あくまで早摘みした梅の場合であって、一般に出回っている梅は問題ありません。
(熟した梅ならほぼ大丈夫です)
仮に毒があったとしても、大量に食べなければ大丈夫です。
中毒症状を起こすくらいの量は…
・一般成人なら梅10kg
・子供なら梅3kg
というのが一気に食べた場合に危険となる目安量です。
こうしてみると、10kg以上を一気食いするというのは単純に難しいですよね。
なので毒を心配するまでもなく、基本的に大丈夫といえます。
毒になる成分は分解されやすいので、加工してしまえばOK
また、アミグダリンは加工の際に分解されやすいという特徴があります。
例えば梅干しや梅酒、梅ジャムに加工した場合、
完成する頃にはアミグダリンがほぼ分解されています。
なので梅干しや梅酒にある青い梅は、食べてもまず問題になりません。
もし気になっている方がいたら、「分解されているから大丈夫」と教えてあげましょう。
ということでまとめますと…
・青い未成熟の梅には毒になる成分がある(熟したものは大丈夫)
・大量に食べないと致死量にはいたらない
・加工してしまえば分解されるので食べても大丈夫
こんな感じで梅の毒を正しく知って、梅を活用してみてくださいね。