日本料理のスパイスとして使われる、山椒の実(さんしょうのみ)
スパイスとして使うのはもちろん、つくだ煮として食べることもあります。
そんな山椒の実ですが効能というのはどういうものがあるのでしょうか。
また、山椒の実の旬な時期や保存方法も気になりますよね。
そして沢山の山椒の実の使い方も覚えておくといいでしょう。
今回は山椒の実の効能、保存方法、時期、そして使い方について紹介します。
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山椒の実の効能は?
山椒の実は漢方の生薬としては古代から利用されていますが、一般的なスパイスとしても欠かせないものです。
漢方的には駆虫や抗菌の効能がありますが、一般的には強烈な辛味を利用して、体を温める料理でも使われています。
いまでもドラッグストアにいけば山椒をつかった漢方があるのではないでしょうか。
大建中湯という名前です。
体をあたためてお腹の張りを解消してくれます。
⇒【Amazon】で大建中湯をみてみる山椒の実の保存方法は?
ちなみにスパイスとしての山椒の実の保存方法は、密閉することが基本で湿気を避けて香りを保つようにすることが重要です。
乾物の保存という感じですね。
山椒の実を青い実として食べるのであれば冷蔵保存です。
もっと長期で保存するなら冷凍保存もできます。
沸騰したお湯に青い山椒の実をいれて、数十秒ほど湯通しします。
その後に湯切りをして、水に2時間ほどつけます。
こうするとアクが抜けますからね。
あとは冷凍袋などで冷凍保存するだけです。1年はもちますよ。
山椒の実の時期は?
山椒の実ですが、収穫は6月~8月が時期となります。
その時期に山椒の実がみのり、色づいていきます。
そして山椒の実は用途によって収穫の時期が異なります。
実を調理して食用として食べるのであれば6月の早摘みになります。
6月はまだ青く成熟していないのですが、食べるのであればこの時期に収穫します。
また、山椒の実を粉にしてスパイスにするなら7月や8月の時期に収穫します。
完熟する前くらいに収穫するのがコツなんですよ。
山椒の実の使い方は?
山椒の実は、土用の丑の日の時期にはウナギの蒲焼きにかけることが多く、魚の生臭みや脂っこさを軽減させる使い方が一般的です。
実際に食べたことがあるなら、なんとなくイメージできるのではないでしょうか。
精油成分としてはリモネンなども含むため、ストレスを発散させるような芳香も特徴です。
また、七味唐辛子の原料の一つでもあり、独特な芳香によって胃を刺激して、食欲を増進させる効果も知られています。
芳香性の健胃作用を活発にさせるために、山椒の実を生姜やウコンなどと一緒にして、カレーの料理で食べて食欲を刺激することも理に適っています。
このように乾燥をさせて、スパイスとして食べる使い方が一般的でしょう。
他にも使い方はありますよ。
山椒の実は料理を作るときにも
魚料理を作る場合には、山椒の実の抗菌作用は大いに役立つことになります。
食あたりはこわいですからね。
山椒の実があれば食あたり防止になって、スパイスの風味で一石二鳥になります。
また、漬物を作る場合にも加えることで、風味が倍増して抗菌作用が活かされます。
焼肉のタレの中に加える使い方を実践すれば、独特な辛味で体がよく温まります。
キムチを使った鍋料理の中にも加えれば、唐辛子と一緒に調和して、冷えきった体を芯から温めることができます。
体を温めるときに使われるでしょうね。
この他にもまだまだ、山椒の実の使い方はあります。
ぜひ参考にしてみてください。
⇒https://cookpad.com/search/%E5%B1%B1%E6%A4%92%E3%81%AE%E5%AE%9F
山椒の実のまとめ
はい以上、山椒の実についてまとめますと
- 山椒の実の効能は漢方として駆虫や抗菌、体をあたためる効能がある
- 収穫の時期は6月~8月が時期
- 山椒の実の保存方法は乾燥しないようにビンなどで保存。または冷蔵や冷凍保存。
- 山椒の実の使い方はスパイス、つくだ煮など料理で使える
という感じですね。
もし山椒の実をたくさん入手できたらおいしく食べてみてくださいね。