スーパーでみかける『あおさのり』。
乾物コーナーにてよく並んでいると思います。旬な時期は生あおさのりも買えるでしょう。
風味がとてもよくお味噌汁やスープにいれると一気に味が深くなりますよね。
普段何気なく食べているかもしれませんが、あおさのりの栄養や旬は一体いつなのでしょうか。
また似たようなもので『青のり』というものもありますが、あおさのりとの違いは何なのでしょうか。
今回はあおさのりの栄養、旬、青のりとの違いについて紹介します。
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あおさのりの栄養は?
あおさのりは、栄養豊富な海藻です。
カルシウムは牛乳の8倍もあり、葉酸はほうれん草の2倍あると言われています。
食物繊維も非常に豊富で、植物性食品では取る事が難しいビタミンB12も多く含んだ食品です。
そのためビーガンの方は積極的にとっておきたい食物なのです。
私もプチビーガンなのですが、あおさのりの乾物は常時ストックしていますよ。
あおさのりの旬は?
あおさのりの旬は1月から4月頃になります。
日本では各地の海岸・岩礁帯に自生していますが、生産量のトップは三重県となっていて全国に出回るあおさの約70%が三重県産となっています。
ちなみに三重県は日本一BMI値が低い県として知られています。
その理由のひとつは日常的にあおさを多く摂取しているからとの説もあります。
海藻の食物繊維が余分な脂肪やコレステロールや糖分の吸収を抑制し、肥満予防になっているのかも知れませんね。
あおさのりと青のりの違いは?
あおさのりと青のりですが、似た者同士ですがはっきりと違います。
どちらとも海藻(かいそう)なのですが海藻としての種類が違うのです。
あおさのりというのは、学名で言うところのアオサ目アオサ科アオサ属の海藻のことです。
青のりは、学名で言うところの緑藻綱アオサ科アオノリ属の海藻のことです。
このようにどちらともアオサ科ではありますが、さらに細かい分類の種属が違うのです。
他にも「あおさのり」と「青のり」は、よく似ていますが磯の香りは青のりの方が上で価格も高くなっています。だからといって、あおさのりが劣っているわけではありません。
あおさは熱に強いので加熱しても風味を感じる事ができますからね。
栄養的な違いですが、青のりにはビタミン類が多く含まれていますが、あおさには「ナトリウム」「カリウム」「マグネシウム」など海藻にふくまれるミネラル成分が豊富にあるという違いがあります。
どちらの海藻も食物繊維や人体に必要な栄養素を豊富に含んでいるので、上手に食生活に組み込む事が大切ですね。
あおさのりのまとめ
はい、以上あおさのりについてまとめますと
- あおさのりの栄養はカルシウム、葉酸、食物繊維が豊富。
- ビタミンB12も含んでおり菜食主義者の貴重なビタミン補給食材。
- あおさのりの旬は1月~4月
- あおさのりと青のりの違いは種属が違う。
- 他にもあおさのりと青のりは栄養や価格、熱の強さも異なる。
という具合ですね。
健康的な生活のためにもあおさのりを積極的に食べていきましょう。