おせちなどに入っている、伊達巻。
甘くてふわふわで見た目も豪華なのですがどういった由来があるのでしょうか。
今回は伊達巻の由来について紹介します。
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伊達巻の由来とは…カステラに影響されて作られたかまぼこというのが由来です
伊達巻はカステラに影響されて作られたのが由来です。
江戸時代、長崎では南蛮交易が行われ料理などの文化が広まっていきました。
その時に日本にカステラが初めてやってきました。
ふんわりと甘くて香りもよく、日本でも人気がありました。
そして日本版のカステラを作ろう!ということで作られたのが伊達巻です。
かまぼこを基本として作られたので『カステラかまぼこ』なんて呼ばれていました。
伊達巻の名前の由来とは?
ちなみに伊達巻という名前の由来は諸説あります。
「かの有名な伊達政宗が好んで食べたから、伊達巻と呼ばれるようになった」
という説もありますね。
ですが、次の2つの説が有力です。
普通の卵焼きに比べて豪華で派手なので『伊達もの(お洒落で派手)』と呼ばれるようになった・
という説が一つ。
また着物の帯の結び方である
『だて巻き』に似ているから、だて巻きと呼ばれるようになったという説が二つ目です。
(帯のだて巻きというのは、二重や三重にグルグルと巻く結び方です。)
どちらが正しいかはわかりません。
もしかしたら2つの意味をかけて、だて巻きと呼ばれるようになったのかもしれませんね。
伊達巻には知識向上という願いが込められている
だて巻きには、食べると賢くなるという願いが込められています。
そもそも、おせちには料理ごとに意味があります。
そのなかでも伊達巻は、賢くなるよう願って採用されたのです。
昔は書物といえば巻物でした。
時代劇などで、偉い方が巻物を読んでいる姿をイメージできるでしょう。
伊達巻はその書物に似ていることから「勉学で賢くなるように」という願いが込められているのですね。
みなさんも伊達巻を食べるときは「頭が良くなる!」と願って食べるのがおすすめですよ。